「The Modern Loversが好きだと言う奴には気を付けろ。そいつは最高だからさ。」昔、紙芝居終わりにラムネの瓶を片手になぎら健一似の祖父がよく言っていたのを思い出します。
このLPは最近良質なバンドのリリースを並べている注目の「High Dive Records」からの2015年作、10曲入りLP。このバンドが好みとして挙げているのがRamonesにKinks、そしてModern Lovers...
基本のメロディーはパワーポップですが、音の方はもっともっと奥深く良質なロックンロールの中にサイケ、フォーク、いろいろな要素を巻き込んでどの曲も心の隙間を埋めてくれるハートウォーミングインディーロックンロールが炸裂しています。
9曲目の「It’s Not Too Late」を聴いた瞬間、心に空いた風穴をそっと塞いでくれ10曲目「Suburb Of Honoken」で花が咲き曲が終わったころには狂い咲きにまで成長しているぐらいトランペットも入り混じった最高のハッピーソングになっています。
ミルウォーキーの「The Midwest Beat」と共にもっと注目されてもおかしくない要注目のバンドの一つです。[新米部長]
レーベル:HIGH DIVE RECORDS
リリース:2015年